沖縄臨床検査センターのPCR検査について
昨年12月に発生した新型コロナ感染症は世界中で猛威を振るっており、ここ沖縄においても急速に蔓延しています。
適切な治療法(ワクチン、抗体、薬剤など)が確立されていないため、私たちは今年2月から以下の3点について各方面に提案し、働きかけてきました。
- 空港等でのチェックおよび検査の強化、あるいは利用者の意識を高めて沖縄にウイルスを持ち込まない。
- 検査を強化し、まぎれて沖縄に入県した感染者を早期に発見する。
- 感染者を必要な期間隔離する。
上記の3点を強化することで「安心・安全なリゾート地、沖縄」を広く国内外に発信し、観光を中心とする産業を活性化させると共に、県民が安心して生活できる環境を作ることができるものと考えていましたが、現在はより深刻な時期となってきました。
世界を見渡すと、ウイルスを国内に入れないための努力をしているニュージーランドのような国と、統計数字を見ながら国民が徐々に感染していくことで全体が免疫力を持つ「集団免疫論」に基づくスウェーデンのような国があります。
残念ながらわが国の政策は本質的に集団免疫論で進行しており、さらに新型コロナウイルス感染症をインフルエンザと同等のレベルで対応していく政策を進めようとしています。

代表取締役 真栄田篤彦院長
しかし実際は新型コロナウイルス感染症は感染力が強く、高齢者を中心に死亡する方も少なくありません。
軽症者の発生を未然に防ぐことができれば重傷者が出ることはありませんし、医療崩壊を起こすこともありません。
私たちは、地域の検査を強化し、自分自身で身を守り、家族や地域の方々を守ろうと5月から準備を始め、9月にPCR検査専門の「株式会社沖縄臨床検査センター」を立て上げました。
当センターは「いつでも、誰でも、何度でも」をキャッチフレーズに、現在1日あたり400検体検査を実施する能力があります。
年末までに1日あたり約1000検体まで引き上げる準備を進めています。

代表取締役 真栄田篤彦院長